専門看護師・認定看護師・認定看護管理者

認定看護師制度の改正

認定看護師制度の改正とは

日本看護協会は、2017年度から、医療提供体制の変化や将来のニーズへ対応し、より水準の高い看護実践ができる認定看護師を社会に送り出すため、認定看護師制度の再構築について検討を重ねてきました。そして、2018年11月「新たな認定看護師制度設計」を公表、2019年2月には認定看護師規程を改正しました。制度改正の大きな柱は、特定行為研修を組み込んだ新たな認定看護師教育の開始と、認定看護分野の再編です。詳細は、こちらをご覧ください。
また「認定看護師制度に関するよくあるご質問」もご参照ください。

主な改正点について

制度の目的

地域へと看護現場が広がることが期待されるため、「あらゆる場で看護を必要とする対象に」を追加しています。

(下線:変更箇所)

改正前 改正後
特定の看護分野において、熟練した看護技術及び知識を用いて、水準の高い看護実践のできる認定看護師を社会に送りだすことにより、看護現場における看護ケアの広がりと質の向上を図ることを目的とする。 特定の看護分野における熟練した看護技術及び知識を用いて、あらゆる場で看護を必要とする対象に、水準の高い看護実践のできる認定看護師を社会に送り出すことにより、看護ケアの広がりと質の向上を図ることを目的とする。

認定看護師の役割

  • 1の実践:認定看護師教育に特定行為研修を組み込むことで、「高い臨床推論力と病態判断力に基づき」を追加しています。
  • 3の相談:場と対象の広がりから、「看護職等」としました。

(下線:変更箇所)

改正前 改正後
  • 個人、家族及び集団に対して、熟練した看護技術を用いて水準の高い看護を実践する。(実践)
  • 看護実践を通して看護者に対し指導を行う。(指導)
  • 看護者に対しコンサルテーションを行う。(相談)
  • 個人、家族及び集団に対して、高い臨床推論力と病態判断力に基づき、熟練した看護技術及び知識を用いて水準の高い看護を実践する。(実践)
  • 看護実践を通して看護職に対し指導を行う。(指導)
  • 看護職等に対しコンサルテーションを行う。(相談)
  • 認定看護分野

    認定看護分野とは、保健、医療及び福祉の現場において、熟練した看護技術及び知識を必要とする看護分野として、本会が定めたものをいいます。認定看護師制度改正の大きな柱の一つが認定看護分野の再編です。
    社会や医療ニーズに応えるため、認定看護師・看護部門責任者・認定看護師教育機関を対象に行った調査(2017)や認定看護師教育機関や関連学会へのヒアリングの結果を基に、本会内の会議や外部の有識者からなる委員会及びワーキンググループでの議論を重ね、新たな認定看護分野を決定しました。
    今回、統合する分野は救急看護と集中ケア、緩和ケアとがん性疼痛看護です。また、活動の広がりや現状の役割を考慮し9分野の分野名を変更し、全19分野としました。

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    新たな認定看護師教育の開始および教育機関の審査等

    全19分野の認定看護師教育に、特定行為研修を組み込みます。認定看護師制度改正のもう一つの大きな柱が、特定行為研修を組み込んだ新たな認定看護師教育の開始です。
    特定行為区分「栄養及び水分管理に係る薬剤投与関連」の研修内容は全19分野に共通して組み込みます。その他、分野によって1~2区分の特定行為研修区分を追加します。各分野の教育基準カリキュラムの詳細はこちらをご覧ください。

    1)特定行為研修を組み込んでいる新たな認定看護師教育について

    ①新たな認定看護師教育は、2020年度から開始します。
    ②①の開始に先立ち、新たな認定看護師教育機関(B課程認定看護師教育機関)の認定審査を2019年度から開始します。
     
    新たな認定看護師教育の時間数は、特定行為区分別科目を含めて800時間程度です。現行の教育より長くなりますが、新たな教育ではe-ラーニングを併用した教育を可能とするため、e-ラーニングを併用することで集合教育期間はこれまでと同様の6ヶ月程度となります。

    A課程認定看護師教育機関
    (特定行為研修を組み込んでいない
    認定看護師教育機関)
    ・2026年度をもって教育を終了します
    B課程認定看護師教育機関
    (特定行為研修を組み込んでいる
    認定看護師教育機関)
    ・2020年度から教育を開始します
    開講期間 6か月以上1年以内 1年以内
    時間数 600時間以上

  • 教育基準カリキュラム
  •  
     

     

    800時間程度

    • 教育基準カリキュラム
    • 特定行為研修区分別科目を1~3区分程度含む
    • 上記時間とは別に特定行為区分別科目における実習の時間が追加される
    方法 集合教育

     

    集合教育

    • e-ラーニングを含む場合あり

     

    2)特定行為研修を組み込んでいない現行の認定看護師教育について

    ①現行の認定看護師教育は、2026年度まで実施します。
    ②現行の認定看護師教育機関(A課程認定看護師教育機関)の認定審査は、2019年度まで実施します。

    3)現行の認定看護師教育機関(A課程認定看護師教育機関)が新たな認定看護師教育を開始するには

    新たな認定看護師教育機関(B課程認定看護師教育機関)の認定審査に申請することが必要です。
    ・開講予定の認定看護分野が、現在認定されている分野と同じ、または統合もしくは分野名を変更した新たな認定看護分野の場合、これまでの認定看護教育における実績を考慮し簡便な審査方法を適用します。

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    認定看護師の審査等

    1)新たな認定看護師の認定について

    ①新たな認定看護師の認定審査は、2021年度から開始します。

    2)現行の認定看護師の認定について

    ①現行の認定看護師の認定審査は、2029年度まで実施します。

    3)更新審査及び再認定審査について

    ①現行の認定看護師の更新審査は、永続的に実施します。
    ②現行の認定看護師の再認定審査は、永続的に実施します。
    ・ただし、2021年度以降に初めて資格を取得する現行の認定看護師には、適用されません。
    ③新たな認定看護師の再認定審査は、実施しません。

    4)現行の認定看護師が新たな認定看護師になるには

    特定行為研修を修了することが必要です。
    特定行為研修はいずれの指定研修機関で受講しても、また、どの特定行為区分を受講してもかまいません。
    ・現行の認定看護師が、特定行為研修を修了することで新たな認定看護師へ移行する手続きを、2021年度から開始します。
    ・移行せず、現行の認定更新審査を受け合格することで、現行の認定看護師資格を継続することもできます。
    詳細はこちらをご覧ください。

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