専門看護師・認定看護師・認定看護管理者

認定看護師

認定看護師(Certified Nurse)とは

制度の目的

認定看護師制度は、特定の看護分野において、熟練した看護技術と知識を用いて水準の高い看護実践のできる認定看護師を社会に送り出すことにより、看護現場における看護ケアの広がりと質の向上をはかることを目的としています。

認定看護師 徽章

認定看護師とは、本会認定看護師認定審査に合格し、ある特定の看護分野において、熟練した看護技術と知識を有することが認められた者をいいます。

役割

認定看護師は特定の看護分野において、以下の3つの役割を果たします。

  • 個人、家族及び集団に対して、熟練した看護技術を用いて水準の高い看護を実践する。(実践)
  • 看護実践を通して看護職に対し指導を行う。(指導)
  • 看護職に対しコンサルテーションを行う。(相談)

認定看護分野

認定看護分野とは、高度化及び専門分化する保健、医療及び福祉の現場において、熟練した看護技術及び知識を必要とする看護分野として制度委員会が認めたものをいいます。

2010年2月現在特定されている分野は、以下の21分野です。

分野一覧
分野名 特定年月 認定開始年月 英語表記 知識と技術(一部)
救急看護 1995.11 1997.6 Emergency Nursing
  • ・救急医療現場における病態に応じた迅速
  • な救命技術、トリアージの実施
  • ・災害時における急性期の医療ニーズに
  • 対するケア
  • ・危機状況にある患者・家族への早期的介
  • 入および支援
皮膚・排泄ケア 1995.11 1997.6 Wound, Ostomy and Continence Nursing
  • ・褥瘡などの創傷管理およびストーマ、失
  • 禁等の排泄管理
  • ・患者・家族の自己管理およびセルフケア
  • 支援
集中ケア 1997.10 1999.6 Intensive Care
  • ・生命の危機状態にある患者の病態変化
  • を予測した重篤化の予防
  • ・廃用症候群などの二次的合併症の予防
  • および回復のための早期リハビリテーションの実施(体位調整、摂食嚥下訓練等)
緩和ケア 1998.5 1999.6 Palliative Care
  • ・疼痛、呼吸困難、全身倦怠感、浮腫など
  • の苦痛症状の緩和
  • ・患者・家族への喪失と悲嘆のケア
がん化学療法看護 1998.5 2001.8 Cancer Chemotherapy Nursing
  • ・がん化学療法薬の安全な取り扱いと適
  • 切な投与管理
  • ・副作用症状の緩和およびセルフケア支援
がん性疼痛看護 1998.5 1999.6 Cancer Pain Management Nursing
  • ・痛みの総合的な評価と個別的ケア
  • ・薬剤の適切な使用および疼痛緩和
訪問看護 1998.11 2006.7 Visiting Nursing
  • ・在宅療養者の主体性を尊重したセルフケ
  • ア支援およびケースマネジメント看護技術の提供と管理
感染管理 1998.11 2001.8 Infection Control
  • ・医療関連感染サーベイランスの実践
  • ・各施設の状況の評価と感染予防・管理シ
  • ステムの構築
糖尿病看護 2000.2 2002.8 Diabetes Nursing
  • ・血糖パターンマネジメント、フットケア等の
  • 疾病管理および療養生活支援
不妊症看護 2000.2 2003.8 Infertility Nursing
  • ・生殖医療を受けるカップルへの必要な情
  • 報提供および自己決定の支援
新生児集中ケア 2001.7 2005.8 Neonatal Intensive Care
  • ・ハイリスク新生児の病態変化を予測した
  • 重篤化の予防
  • ・生理学的安定と発育促進のためのケア
  • および親子関係形成のための支援
透析看護 2003.7 2005.8 Dialysis Nursing
  • ・安全かつ安楽な透析治療の管理
  • ・長期療養生活におけるセルフケア支援お
  • よび自己決定の支援
手術看護 2003.7 2005.8 Perioperative Nursing
  • ・手術侵襲を最小限にし、二次的合併症を
  • 予防するための安全管理(体温・体位管理、手術機材・機器の適切な管理等)
  • ・周手術期(術前・中・後)における継続看
  • 護の実践
乳がん看護 2003.11 2006.7 Breast Cancer Nursing
  • ・集学的治療を受ける患者のセルフケア
  • および自己決定の支援
  • ・ボディイメージの変容による心理・社会的
  • 問題に対する支援
摂食・嚥下障害看護 2004.7 2006.7 Dysphagia Nursing
  • ・摂食・嚥下機能の評価および誤嚥性肺
  • 炎、窒息、栄養低下、脱水の予防
  • ・適切かつ安全な摂食・嚥下訓練の選択
  • および実施
小児救急看護 2004.11 2006.7 Pediatric Emergency Nursing
  • ・救急時の子どもの病態に応じた迅速な
  • 救命技術、トリアージの実施
  • ・育児不安、虐待への対応と子どもと親の
  • 権利擁護
認知症看護 2004.11 2006.7 Dementia Nursing
  • ・認知症の各期に応じた療養環境の調整
  • およびケア体制の構築
  • ・行動心理症状の緩和・予防
脳卒中リハビリテーション看護 2008.2 2010.6 Stroke Rehabilitation Nursing
  • ・脳卒中患者の重篤化を予防するための
  • モニタリングとケア
  • ・活動性維持・促進のための早期リハビリ
  • テーション
  • ・急性期・回復期・維持期における生活再
  • 構築のための機能回復支援
がん放射線療法看護 2008.5 2010.6 Radiation Therapy Nursing
  • ・がん放射線治療に伴う副作用症状の予
  • 防、緩和およびセルフケア支援
  • ・安全・安楽な治療環境の提供
慢性呼吸器疾患看護 2010.2 2012.6 Chronic Respiratory Nursing
  • ・安定期、増悪期、終末期の各病期に応じ
  • た呼吸器機能の評価及び呼吸管理
  • ・呼吸機能維持・向上のための呼吸リハビ
  • リテーションの実施
  • ・急性増悪予防のためのセルフケア支援
慢性心不全看護 2010.2 2012.6 Chronic Heart Failure Nursing
  • ・安定期、増悪期、終末期の各病期に応じ
  • た生活調整及びセルフケア支援
  • ・心不全増悪因子の評価およびモニタリン
  • 特定年月とは、当該分野の特定が理事会で議決された年月です。
  • 認定開始年月とは、当該分野の認定看護師が初めて認定された年月です。
  • 認定看護師の認定看護分野を示す英語表記は、「Certified Nurse in (認定看護分野名)」とします。
認定看護分野の特定

認定看護分野の特定は、認定看護師制度委員会への申請を受けて、同委員会が逐次審議し、理事会の決議を経て行います。

分野特定の条件
  • 看護実践経験の積み重ねのみでは修得しがたい、特定の知識及び技術を必要とすること。
  • 他の分野との重なりがあったとしても、独自の看護知識及び技術を必要とすること。
  • 何らかの法的支援及び経済的支援があるか、または将来それが期待されること。
審査要項

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認定看護師になるには

認定看護師への道

日本国の看護師免許を有すること

看護師免許取得後、実務研修が通算5年以上あること(うち3年以上は認定看護分野の実務研修) 特定看護分野の実務研修内容の基準

認定看護師教育機関(課程)修了(6か月・615時間以上) 教育基準カリキュラム 教育機関検索
教育機関別開講状況・定員数一覧

認定審査(筆記試験) 審査に関するご案内-認定審査

認定看護師認定証交付・登録 認定看護師登録者一覧

5年ごとに更新(看護実践と自己研鑽の実績について書類審査) 審査に関するご案内-更新審査

PDF版認定看護師への道

活動紹介-『キラリ!看護のシゴト』

現場で活躍する認定看護師の活動を紹介しています。

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認定看護師教育機関

教育期間 6か月以上。連続した(集中した)昼間の教育であることが原則です。
授業時間数
  • 総時間は615時間~677時間(教育機関によって異なります)
  • 共通科目は105時間以上
  • 専門基礎科目と専門科目 時間規定なし
  • 学内演習および臨地実習 200時間以上
教育機関と課程

・募集概要、入学試験等の詳細は、該当の教育機関に直接お問い合わせください。

2013年度認定看護師教育機関の新規認定について

今年度、新たに9教育機関9課程が認定されました。

詳細はこちらからご確認ください。

休講中課程の再開について

2013年度休講中の下記の教育課程は、2014年度より再開されます。

・山口県立大学看護研修センター(感染管理)

認定看護師教育機関受講者の皆さまへ

日本看護協会は認定看護師教育機関に対し、受講者、教職員に適応されるハラスメント防止に関する規定の整備および窓口の設置と周知をお願いしておりますので、教育機関内のハラスメント窓口をご利用ください。また、教育機関での解決が困難な場合は、認定部へご相談ください。

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データで見る認定看護師

活動状況調査等

認定看護師を対象に行った活動状況調査の結果を掲載しています。

2012年認定看護師の活動及び成果に関する調査結果

調査対象:2012年(平成24年)7月26日現在の認定看護師登録者(21分野)
調査項目

  • 認定看護師の属性
  • 認定看護師資格を取得するまでの過程
  • 認定看護師の活動状況、活動内容
  • 認定看護師の活動成果

2009年認定看護師認定更新者 活動状況調査結果

調査対象:2009年に認定を更新した認定看護師(9分野)
調査項目

  • 認定看護師認定更新者の属性
  • 活動状況
  • 認定看護師の評価
  • 認定看護師に求められる能力、知識、技術について

2009年認定看護師新規認定者 活動状況調査結果

対象:2009年に新規に認定を受けた認定看護師

1)認定看護師教育課程入学前、修了後、資格取得後の職位について

2)認定看護師教育課程入学前、修了後、資格取得後の認定看護分野における実践時間数について

3)認定看護師教育課程入学前、修了後、資格取得後の活動範囲について

4)今後の活動について

  • 1. 救急看護
  • 2. 皮膚・排泄ケア
  • 3. 集中ケア
  • 4. 緩和ケア
  • 5. がん化学療法看護
  • 6. がん性疼痛看護
  • 7. 感染管理
  • 8. 糖尿病看護
  • 9. 不妊症看護
  • 10. 新生児集中ケア
  • 11. 透析看護
  • 12. 手術看護
  • 13. 訪問看護
  • 14. 乳がん看護
  • 15. 摂食・嚥下障害看護
  • 16. 小児救急看護
  • 17. 認知症看護

2007年認定看護師認定更新者 活動状況調査結果

2006年認定看護師認定更新者 活動状況調査結果

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ネットワークと連携

分野別認定看護師による組織的活動

【定義】

同分野の認定看護師が自らの看護ケアの質向上及び発展のために連携し、組織化して活動しているもの。

【掲載基準】

・会員構成は同分野の認定看護師のみであること。

・会則等で組織の目的、活動内容が示されていること。

・窓口となる連絡先が明確であること。

分野名 名称 会員数 代表者氏名 代表者所属・資格名称・事務局連絡先
救急看護 日本救急看護認定看護師会 650名
(2012年)
箱崎恵理 千葉県救急医療センター
救急看護認定看護師
TEL:043-279-2211

E-mail:info@jcens.com

集中ケア 集中ケア認定看護師会 348名
(2014年)
有田 孝 一般財団法人平成紫川会 小倉記念病院
集中ケア認定看護師

E-mail:info@icu-cen.jp

訪問看護 日本訪問看護認定看護師協議会 220名
(2014年)
野崎加世子 公益社団法人岐阜県看護協会立訪問看護ステーション(統括所長)
訪問看護認定看護師

公益財団法人日本訪問看護財団内
TEL:03-5778-7008

新生児集中ケア 新生児集中ケア認定看護師会 333名
(2014年9月現在)
岡 園代 北里大学看護キャリア開発・研究センター
新生児集中ケア認定看護師

TEL:042-778-9510

摂食・嚥下障害看護 日本摂食嚥下障害看護研究会 392名
(2014年)
青山寿昭 愛知県がんセンター中央病院
摂食・嚥下障害看護認定看護師
TEL:052-764-2953

E-mail:haoyama@aichi-cc.jp

小児救急看護 小児救急看護認定看護師会 130名
(2012年)
清水称喜 小児救急認定看護師会 事務局
小児救急看護認定看護師
〒213-0033 川崎市高津区下作延6-21-11
オークラビル2階
(有)ケイアールシイ気付

E-mail:cn-pen.jimu@cn-pen.jp

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